外国人が受診する際の注意点

外国人観光客や在日外国人が増えてきていることもあり、英語を話せるスタッフが在籍している病院の需要は年々高くなっています。そういった人々が日本で体調を崩した場合、英語対応が可能な病院を探すことが大切です。英語対応ができる病院を探すことで、症状を素早く把握してもらい、スムーズに治療を受けることができます。外国語に対応している病院は、インターナショナルクリニックという名称が付いていたり、英語対応可能と表記してあったりします。外国人が多く住んでいる地域にある場合が多いです。

英語対応病院の中でも、特に安心して利用できる病院を見極める手段としては、「JCI」による認定が行われているかどうかという点が挙げられます。JCIとはアメリカの保険の支払いなどに関する認定機関です。日本ではまだあまり定着していませんが、徐々にJCI認定の病院が増えてきています。また、外国人患者受け入れ医療機関認証制度と呼ばれる「JMIP」という制度もあります。こちらは日本独自の制度で、徐々に取得する医療機関も増えつつあります。JCIとJMIP両方を取得する医療機関もあり、グローバル化に積極的な医療機関を見極めるにはJCIやJMIPを取得しているかどうかを基準にするのが良いでしょう。

ただし、JCIもJMIPも、取得していない医療機関の方がほとんどです。そのため、JCIやJMIPを取得しているかどうかはあくまで目安として病院を決めるのが良いでしょう。